「え?英語の未来形ってwillでしょ?」という英語初心者の方向けに、英語で未来のことを話す際に使われる3つの形とその違い、使い方を例文とともに説明していきます。
この記事でわかること
- 英語の未来形3つの形
- 英語の未来形3つの違い
- 英語の未来形3つの使い方(例文)
こんな人が書いています
独学で英検1級と通訳案内士に合格。これまで18歳から69歳まで述べ300人以上の初心者〜中上級者に英語を教えてきた講師歴13+年の英語講師Katzです。
目次
英語の未来形①will
willには主に、この2つの使い方があります。
①ほっといても勝手に起こる未来
②「あ!〜しときますね」というその場で生じた意思(意思のwill)
ほっといても勝手に起こる未来
①例 私は今33歳。来年は(ほっといても)34歳になります。
I’m 33 years old now. I will be 34 next year.
このように、willとは「自動的に起こる未来」の話をする時に使います。
「あ!〜しときますね」というその場で生じた意思(意思のwill)
②例 (電話☎️が鳴った!その瞬間に) 「あ!私が取ります」
(A phone starts to ring) I will answer it!
これは、未来形か?、と聞かれると微妙なものなのですが、知っているととても便利なのでここで紹介しておきます。
「意思のwill」と呼ばれるものです。何かが起こり、それに反応してなにかをする際にはwillを使うんです。
日本語だとなんなら、「あ!○○します。」この「あ!」=will、みたいなイメージでもOKですね。
また「意思のwill」としてよく使われるのが、「(主語が)なかなか〜しない」=won’t。これを使うと例えば
この蓋、(硬くて)なかなか開かない。 This lid won’t open. と言うことができます。
もちろん、will の後ろの動詞は必ず原形、となりますよ!
英語の未来形②be going to 〜
①〜するつもり (未来の予定、変更の可能性あり)
②〜しそうだ(既に兆候があったり、未来が始まっている)
〜するつもり (未来の予定、変更の可能性あり)
これは、「つもり=そう思っているだけでまだはっきりとした予定は経ってない。から予定を変更する可能性アリ」というニュアンスを含んでいます。
例① 今年の6月に中国に行くつもりです。
I’m going to go to China this June.
この場合「行こうかなと思ってる」というところまでで、まだ具体的な予定は決まってない、イメージです。
なので、変更の可能性がある(やっぱり行かない、とか、7月に変更、など)ということになります。
〜しそうだ(既に兆候があったり、未来が始まっている)
例② あの黒い雲見て!もうすぐ雨が降りそうだ☔️
Loot at the dark cloud ☁️ It’s going to rain soon.
向こうにいかにも雨雲!という黒い雲がある=「雨が降る、という未来が既に始まっている」というイメージです。
be going to の後ろの動詞も必ず原形、となります。
英語の未来形③be〜ing (現在進行形)
そうなんです。実は現在進行形も未来の話をする時に使えるんです!
be 〜ing で「(将来〜)します」 変更予定ほぼナシ、はっきり予定が決まっている(時間や場所、手段など)
例 大学からの友達と今週金曜に会うんだ。
I’m meeting my friends from college this Friday night.
この場合は、もう時間や会う場所などもほぼ決まっていて予定の変更はない、というニュアンスが含まれています。
be ~ingが、現在進行系(今まさに〜している)、なのか、未来形なのかは、文脈で判断することになります。
be going to 〜は予定の変更の可能性アリ、be 〜ingは予定の変更の可能性ほぼナシ。というのが、大きな違いになります。
練習問題
では早速シチュエーションや話し手の決心具合を考えながら練習してみましょう!
1.(ホテルの部屋に忘れ物をしていることに気づいたあなた。取りに行く前に…)
「あ、すぐに戻るよ」(be right backすぐに戻る)
2.(8月にドイツに行こうと思ってますが、まだ具体的は何も決めてない時)
「8月にドイツに行くつもりです」
3.(取引先から「請求書はまだ?」と電話が来ました)
「あ、明日の朝、請求書送りますね」(invoice/ send)
4. (ある商品を買うつもり、なんだけどまだその詳細は決めてない時 (買わないかもしれない)
「この商品を買うつもりでいるけど、まだ決心はしてないです」(item / buy / decide 決心する)*まだ〜してない(現在完了の形を使います)
5.(向こうに真っ黒な雨雲🌧見えます)
「もうすぐ雨が降りそうだなぁ」
6.(既に退職の手続きも済、変更の予定なし)
「私今月末で仕事辞めるの」
7. (スーパーで買い物中大きな荷物を持ったおばあちゃんが困っているのを見つけました)
「あ!お手伝いしますよ」
8. (古いので車のエンジンがなかなかかかりません)
「この車なかなか動かないや😣」(start)
解答
1.(ホテルの部屋に忘れ物をしていることに気づいたあなた。取りに行く前に)「あ、すぐに戻るよ」
I’ll be right back.
2.(8月にドイツに行こうと思ってますが、まだ具体的は何も決めてない時)「8月にドイツに行くつもりです」
I’m going to go to Germany this August.
3.(取引先から「請求書はまだ?」とメールが届きました」「あ!明日の朝、請求書送りますね」
I’ll send you the invoice tomorrow morning.
もしくは、I’ll send the invoice to you.という言い方もあります,どちらを使ってもOK。
4. (ある商品を買うつもり、なんだけど、まだその詳細は決めてない時(買わないかもしれない)「この商品を買うつもりでいるけど、まだ決心はしてないです」*まだ〜してない(現在完了の形を使います)
I’m going to buy this item, but I haven’t decided yet.
5.(向こうに真っ黒な雨雲🌧見えます) 「もうすぐ雨が降りそうだなぁ」
It’s going to rain soon.
6.(既に退職の手続き済、予定の変更なし) 「私今月末で仕事辞めるの」
I’m quitting the job.
quite the job 仕事をやめる
7. (スーパーで買い物中大きな荷物を持ったおばあちゃんが困っているのを見つけました)「あ!お手伝いしますよ」
Oh, I’ll help you!
Let me help you. お手伝いしましょう。という言い方もできます。
8. (古いので車のエンジンがなかなかかかりません)「この車なかなか動かないや😣」
This car won’t start.
このwon’t は「主語が頑固なイメージ」、ガンとしてそれをやらない、みたいな感じを持ってもらえたらいいかな、と思います。
(今回の解答の部分を音声にしたものです。復習や声に出しての練習のお供にご利用ください)
まとめ
未来形のまとめ
- 未来形 will 1-①ほっといても勝手に起こる未来
- 未来形 will 1-②「あ!〜しときますね」というその場で生じた意思(意思のwill)
- 未来形 be going to 2-①〜するつもり (未来の予定、変更の可能性あり)
- 未来形 be going to 2-②〜しそうだ(既に兆候があったり、未来が始まっている)
- 未来形 be 〜ing 「(将来〜)します」 変更予定ほぼナシ、はっきり予定が決まっている(時間や場所、手段など)
今回はここまでです。一言に「未来」といっても、色んな段階やニュアンスを含む未来、があることを理解してもらえたら十分です😊
未来の意味で使う「現在形&現在進行形」の例文をもっと見たい方は、こちらの動画をどうぞ!