この記事では、
・大人こそ英語を勉強し直すべき理由(1つだけ)
・今すぐ身に付けるべき英語スキル
をお伝えしています。

と迷っている英語初心者の方の背中を、

と全力で押す記事ですので、ご興味ある方は是非このまま読み進めてもらえると嬉しいです。
こんな私が書いています
独学留学ナシで、英検1級/通訳案内士合格/TOEIC945
講師歴約13年。英語系専門学校、某大手英会話学校、大学でTOEIC講座/TOEFL講座、企業への出張英語講師、そしてオンラインでパーソナル英語トレーナーとして延べ300人以上の方に英語を教えてきた元英語講師。
目次
大人こそ英語を勉強するべき理由
さあ、早速ですが結論からいきます。
大人こそ、初心者でも英語を勉強し直した方がいい理由、それは、、、
英語ができることで、人生の選択肢が増えるから
え?どゆこと??
っと思いますよね。
英語ができることで具体的にどんな選択肢が増えるのか、このあと詳しく説明していきます。
英語ができると未来と、このまま日本語だけの未来、両方を赤裸々に描いていますのでこれを読み終わる頃には、
あぁぁぁ!英語、勉強しなきゃぁぁぁ!!!
となっているはずです。どうぞ楽しみ(苦しみ)ながら読み進めてみてください。(S気質ですがなにか?)
どんな選択肢?
英語ができることでどんな選択肢が広がるのでしょうか?
もちろん、英語で広がることはたくさんあるのですがここでは、特にあなたの人生に大きな影響を与える3つの分野に絞ってお伝えします。
①職業の選択肢
キャリアアップのために英語を勉強している方にとっては、当たり前田のクラッカーな情報だと思いますが、
英語を社内公用語にしている日本の企業
も増えてきています。
楽天やUNIQLO、アサヒビールや資生堂などそうそうたる大企業が、英語を必須のスキルと位置付けているということは、これから日本の他の企業もそうなっていくだろう、という予想がつきますよね。
日本の企業で、働いている人もほとんどが日本人なのに「社内では英語で」なんて、アホらしい。
日本人同士なのに、英語でコミュニケーションをとる意味がない。
なんて思っている方は、きっとこの記事を読んでいないと思いますが念のため、もう少し深堀していきます。
日本企業の「英語公用化」の理由
英語を公用語にしている企業は、日本国内だけで事業を完結しよう、なんて思ってないからです。
こんなに世界が繋がり、ビジネス上の国境や国籍の境がどんどんなくなっているこの時代。
「日本だけでやっていく」と考えている企業の業績は、遅かれ早かれ頭打ちになります。
だって、日本人相手だけだったら、会社で働いてくれる労働人口も、商品を買ってくれる消費者も減っていく一方なんですから。
事業を拡大させていくには、画期的なアイデア、豊富な労働力、そしてたくさんの消費者、が必要です。
だから、大きな企業は海外に目を向けるんです。だって欲しいものは全て、そこにあるから。
海外で労働力を見つける、事業を展開する、、、となった時に必要なのは、そう、英語です。
だから、日本の大手企業は次々に「英語公用化」を進めているんです。意識は既に、世界、に向いているからです。
「英語」で給料が上がる理由
英語の素晴らしいところは、世界の共通語としての位置を確立している、ということ。
タイだろうが南アフリカだろうが、お互いに相手の国の言葉を話すことができなくても、英語を共通語としてコミュニケーションが取れます。
既に会社員の人が駐在員として外国に配属される場合、たいてい給料も待遇も上がります。
また転職サイトなどでも、事業拡大のため海外支店での管理職の新規採用、などのような高給、好待遇な募集を見かけることもあるでしょう。
現職の方も、求職中の方も、そしてこの先転職を考えている方も、
今よりもよい条件の仕事
を求めるのであれば、最低限コミュニケーションが取れる程度の英語力はもう「持ってて当たり前」のスキルになりつつあります。
そしてもっと想像力を働かせると、
チャンスは世界中にある
ということに気づくと思います。
世界には数えきれない数の企業があります。勢いのある国では、毎日どんどんスタートアップ企業が生まれています。
英語ができると(この場合は「英語で仕事ができる」というレベルですが)給料がなかなか上がらない日本企業向けに必死に就活をしなくても、海外のもっと条件の良い企業で仕事ができるチャンスが広がります。
そう、まさに職業の選択肢が広がる、ということです。
これが、英語=職業の選択肢を増やす、という理由です。
住む場所の選択肢
日本以外に住むこともできる、と考えられると心に大きな余裕ができる
私の実体験からこれは自信を持って言えます。
日本は、平和だしきれいだし、食べ物美味しいし気候もまあまあ良いし、日本に生まれ育ってよかったなと心から思います。
ただ、生まれ育ったからといって、死ぬまで日本に住み続けなければならない、というわけではありませんよね。
ありがたいことに日本のパスポートはかなり優秀なので、どこにだって住めるんです。(もちろん例外の国もいくつかはありますが)
将来のお金が不安。じゃあ生活費が安い国に住む、という選択肢
インフレは進むのに、給料が上がらない。
年金がいくらもらえるのか心配。
老後の貯えが不十分で不安。
これ全て、私が実際に感じていた不安です。あなたはどうですか?
でもね、これらの不安って、
「私は日本にしか住めない。日本でしか活動できない。」
と思っているから起こるんです。
国からもらえる年金では、(日本で)とても生活できないなら、日本よりももっと生活費の安い国に移住すればいい。
実はとってもシンプルなことだったんです。
もし病気やケガをしたら?
生活費が安いってことは、日本よりも後進国だろうし、そんなところで病気とかしたら大変そう。。。
たしかに、よく知らない国で病気になるのはすごく不安ですよね。
ただ、後進国=医療などが遅れている、と早合点してはいけません。
例えば東南アジアのタイ・バンコクは「医療観光」に力を入れているだけあって、外国人にも慣れている(通訳がいる)大きな病院がいくつもあります。
ここでは詳しく述べませんが、海外には日本よりも良い医療やサービスを受けられる国は存在します。
あとは、自分が何を優先するのかで(お金、安全、日本との行き来のしやすさ、等々)移住先を決めればいいのです。
コミュニケーションを取れる英語力があれば、あなたが将来住む場所の選択肢として、海外移住も視野にいれることができるんです。
より良い仕事に就けるかも。行きたい場所、住みたい場所に住めるかも。これだけでも英語ができるメリットは十分!と思うかもしれません。
が、英語ができることのメリットは、それだけではありません。
お金を増やせるチャンスや情報だって、英語ができれば何倍にも大きくなります。
情報の選択肢
何をするにしても情報は大切です。
あなたは、投資先を調べたり株を買う時は、どこでどうやって調べていますか?
恐らく、GoogleやYahooなどの検索エンジンで「日本語」で調べている方が多いのではないでしょうか。
でも待ってください。
その「日本語」情報だけを頼りに、あなたの大切なお金や将来を決めて大丈夫ですか?
ちょっとここで実験をしてみようと思います。
例えば、今流行りの「暗号通貨」。
この「暗号通貨(crypto/cryptocurrency)」を「日本語」と「英語」の両方で検索をしてみて、それぞれどれくらいの数がヒットするのか見てみましょう。

日本語だと、36,800,000件のヒット
では英語ではどうでしょう。

英語だと、227,000,000件のヒット
日本語:英語=1:6、英語だと約6倍の情報量なんです。
これを、多い!と見るか、大して変わらない、と見るかは人それぞれですが、明らかに情報量の違いがあるのは分かったと思います。
日本に住んでいるんだから、日本国内の情報を日本語だけで入手できればいいんだよ。
という方もいらっしゃいますが、それ本当にそうでしょうか?
投資、してませんか?
暗号通貨などの新しい技術に興味はありませんか?
投資のように、世界の動きが反映されるものであったり、暗号通貨のように、次々と技術や情報が生まれる新しい分野の情報はほぼ、まず英語で発信されます。
それを翻訳者や通訳者が日本語に訳すのです。ここである程度、時間の差が生まれます。
また、翻訳者は「全ての情報を日本語に訳す」わけではありません。翻訳されるのは、限られたほんのわずかな情報だけです。
ここで情報量にも差が生まれます。
私たちが「日本語で検索」して「日本語で得ている」情報は、かなり限られた、しかもちょっと古いもの、になるんです。
ただでさえ、ネット上の情報は玉石混交。
限られた情報(しかも既に一次情報でなくなっている)の中から「正確な情報」「有益な情報」を探すのって、、、なかなかキビシイ、と思いませんか。
英語で情報収集ができる、ということは、
投資や新しい技術に関わるならもう、必須中の必須のスキル。
日本にいるなら、それだけで、周りから頭ひとつもふたつも飛びぬけることができます。
ただ「英語」といっても、話す、書く、読む、聞く、という4つのスキルがありますよね。
一体、大人の初心者が今すぐに身に付けた方がいい英語スキルは何?
このあとは、それを深堀りしていきますね。
今日からすぐ身に付けるべき英語のスキル
結論から言います。
大人の英語初心者が最も身に付けるべきスキルは、、、
読む力 と 聞く力
です。
え?話す、じゃないの??
と思われた方はきっと、英語を勉強していてきっと、英会話をやったりしている方だと思います。素晴らしい!!
誤解しないでいただきたいのは、私は「話す力は必要ない」と言っているのではありません。(むしろ話す力が一番楽しい!)
あくまでも、
英語によって人生の選択肢を増やしたい大人が身に付けるべきスキル
という視点からこれを書いていることを、再度お伝えしておきます。
・職業の選択肢
・住む場所の選択肢
・情報の選択肢
これら3つの分野の選択肢を増やすためには、
情報収集、情報の取捨選択ができる 英語の読解力
が、まず必要になります。
英語で「読む力」
いやいや、日本人は学校で「読む」練習をさせられてきてるから、「読む力」はあるよ。
それ、本当ですか?
あなたは、BBCニュースのタイトルを読めますか?
イーロンマスクのツイッターを読んで、意味がわかりますか?
暗号資産についての英語記事、理解できますか?
ここでの「読む力」というのは、無駄にこねくり回された文法が使われている受験英語が読める、という意味ではありません。
英語で書かれた文章から、必要な情報を読み取り、理解できる力のことです。
この力がないことには、何も始まりません。
仕事を探すにしろ、住む場所にしろ、まずは「情報を集めて精査する」ことから始めますからね。
「読む力」というのは、英語の4技能の中でも多分(練習するのが)一番つまらないスキルだと思います。
ただ、力がついてくるのが一番わかりやすいのもこの「読む力」なんです。
「読む力」を鍛える方法
「読む力」を得るのになんの魔法もありません。やることはひとつ。
ひたすら英文に触れ続ける。
英語の文に慣れることが「読む力」を身に付ける、最短で唯一の方法です。
受験や留学を目指す人なら、参考書などで練習することをすすめます。
が、人生の選択肢を増やすための大人の英語学習なら、読むものは、なんでもいいです。
自分が興味のある分野、人、記事やSNSの投稿などから始めましょう。
個人的なオススメはツイッターです。理由は、短いから、です。
最初からWallstreet Journalの記事、とかを選んじゃうと、ほぼ確実に挫折します。
大切なのは、細く長く「続けること」。
そのためにも、目標は限りなく低く低くいきましょう。
情報は文章だけではありませんよね。そう、動画からだってたくさんの情報を得ているはずです。
英語を「聞く力」も絶対に必要です。
英語を「聞く力」
あなたは空き時間、スキマ時間をどうやって過ごしていますか?
気づいたらYouTubeやSNSを見ていませんか?
そう、今や動画も立派な情報収集のツールのひとつ。英語を「聞く力」を鍛えることで、得られる情報量は格段に増えます。
とはいっても、いきなりニュースを見て、とか、講義を聞いて、というつもりはありません。
「読む力」のことろでもお伝えしたように、大人のやり直し英語で一番大切なのは、
細く長く続けること
そのために、目標は低く低く設定する。これに尽きます。結局は、長く続けている人が勝っちゃいますよ。
「聞く力」を鍛える方法
「聞く力」を鍛えるための方法やツールをいくつかご紹介します。あなたがピンときたものから試してみてください。
ツールを選ぶ際のポイントは、
・できるだけ時間が短いもの(初心者は特に)
・何度も繰り返し見ることができるもの(聞く訓練、ですからね)
・字幕が選べるもの(日本語で意味確認、英語字幕で表現を確認)
上からひとつずつ試してみて、ダメなら次、良い感じならしばらく続ける、、という感じでどんどん試してみましょう。
- YouTubeのshort、Instagramのstoriesなど、短いもの(英語字幕がついてればなお良し)
- ゲーム好きな人は英語のゲーム実況(もれなく良くない言葉も学べますが、、、)
- TOEIC730くらいある方は、TEDを字幕付きで見るのもいい
- 自分の専門分野や興味のある分野の動画を見る(内容が分かっているものを英語で聞くイメージ)
- 海外ドラマ好きなら、好きなドラマの好きな回を何度も見る(←これ大事)できればNetflixなど英語字幕が選べるものがベスト。無理ならもちろんAmazon PrimeなどでもOK
英語はこれから必須のサバイバルスキル
以上、社会人の英語初心者が英語を勉強するべき理由、をお伝えしました。
英語ができると、自分にもいろんな選択肢(世界)が広がるんだな
というイメージを持ってもらえたら嬉しいです。
1つのスキルを習得するだけで、こんなにたくさんの将来を選べるようになるんですから、英語ってほんと、かなりコスパのいい知識ですよ。
また、大切なことなのでもう一度言いますが、
大人になって英語をやり直し勉強するうえで大切なのは、
低い低い目標から始めて、細く長く続けること。
尚英語学習は、今のレベル、そして目指したいレベルから逆算してやっていくものです。
英語のレベル別オススメ学習法を、こちらの記事にまとめています。
英語、今からすぐ始めたいけど、何から始めればいいかわからない、自分のレベルと目標にあった学習法を見つけたい!という方は是非どうぞ。
-
-
英語が話せるようになるにはー失敗しがちな独学から抜け出す方法
本屋では毎月のように英語学習の本がバカ売れし、英会話スクールはどんどん増えている。 なのになぜ、「英語が話せるようになりたい」と思う日本人は多いままなのでしょうか? それは、 自分は○○ ...
続きを見る