まずはこれでOK!中学英文法17個 英語

【受動態のつくり方・ルールは1つ】(実はめちゃよく使われている形です)

これは「英語の受動態って参考書とかで目にするけど、なんかイマイチよくわからない」という方のための記事です。

この記事で得られる情報

  • 受動態の作り方と他の時制での応用方法
  • どんな場面で受動態を使うのか
  • 使い回しができる受動態の文

こんな人が書いています

独学で英検1級と通訳案内士合格。英語講師歴13年+、18歳から69歳まで述べ300人以上に英語を教えてきた私Katzが「受動態」の仕組みとその便利さをお伝えしてきます。

受動態のルールは1つだけ。これさえ覚えていればどんな時制でも受動態にすることができるようになります。

(音声のみのYouTube動画です。聞き流し学習用に使ってください)

受動態の作り方

受動態の形

受動態の形はとってもシンプル。覚えておくのはこれ1つだけです。

be動詞  + 過去分詞(p.p) 〜される

他の時制にする時は、be動詞の部分を変えればOKです。

 

過去分詞ってなに?

学生時代の英語の授業で「go-went-gone、see-saw-seen...」みたいなの、覚えさせられませんでしたか?

この最後の3つ目の形が「過去分詞」という形になります。

こんなの覚えて意味あるの〜?って思いながらイヤイヤ覚えた方も多いと思いますが(はい、私もそのひとり)これ、地味に大事です笑

過去分詞は今回の受動態だけでなく現在完了形などでも使うので、動詞の活用(「原形(go)ー過去形(went)ー過去分詞形(gone)」)は覚えておいて損はありません!

 

ちなみに英語の動詞は2つの種類があります。

規則動詞=過去形/過去分詞形がーed(例:play ーplayed ーplayed )

不規則動詞=規則動詞以外(例:seeーsawーseen/makeーmadeーmade/cutーcutーcutなど)

残念ながら、規則動詞と不規則動詞を見分ける明確なルールはないので「知らない動詞に出会ったら活用形を確認」していけば十分です。

 

辞書には必ずこの活用形が載っていますので、次回動詞を調べる際にはちょっと気にしてみてくださいね!

参考までに代表的なオンライン辞書の画面のスクリーンショットを貼っておきます。

どのへんに活用形が載っているかみてみてください。

(参考:weblio辞書/英辞郎)

 

受動態を使う場面

受動態の形や、必要な要素はわかりましたね!

では次に、どのような場面で受動態を使うのか、を見ていきましょう。それはずばり、

能動態だと、主語を曖昧な時

能動態だと、主語が分かりきっている時

 

英語という言語は、必ず「主語+動詞」が必要です。

でも場合によっては「主語がわからなかったり、逆に主語が明らかすぎる」ときってありますよね。

 

例えば

(私は)財布を盗まれた、という状況。

この場合「だれかが」盗んだけど「だれかわからない」=主語がはっきりしない、ですよね。

もちろん、

Someone stole my wallet.  誰かが私の財布を盗んだ。(能動態=SがVした)

ということも出来るのですが、英語は「主語は必要だけど曖昧な主語はイヤ」というまーまーにワガママな言語なんです笑。

なので、こういう場合には「〜された」という受動態(be動詞+過去分詞)の形が使われます。

My wallet was stolen.  私の財布が盗まれた。

これがより自然な英語になります。

 

また別の例として、

ドイツ製の車の話をする場合。

People made the car in Germany.  人々がドイツでこの車を作った。(能動態=SがVした)

これでも、もちろん間違いではありませんが、車を作ったのは人(People)ですよね。でもそんな分かりきっている主語はまた、英語が嫌うんです。(ホントワガママ!笑)

だからこんなときにも「〜された」の受動態(be動詞+過去分詞)。

The car is made in Germany. (この車はドイツで作られました。=この車はドイツ製です。)

これが、より自然な英語になります。

 

それぞれの時制の受動態

be動詞  + 過去分詞(p.p) 〜される

ここでは、それぞれの時制の受動態がどのような形になるのかをご紹介します。

意味は多少不自然なものもありますが、ここで大切なのはどの時制でも受動態=be動詞+過去分詞の形、だということがわかることですので、ちょっと辛抱してくださいね。

どの時制でも「be動詞の部分が変化している」ことに注目してみてください!

参考までにいろいろな時制を載せていますが最後の2つは、まあ知らなくても大丈夫です。

現在形 The room is cleaned everyday. (その部屋は毎日掃除される。)    

過去形 The room was cleaned.(その部屋は掃除された。)

未来形 The room will be cleaned.(その部屋は掃除されるでしょう。)

現在完了形 The room has been cleaned.(その部屋は掃除された(そして今きれいな状態))

現在進行形 The room is being cleaned.(その部屋は今掃除されている最中だ。)

過去進行形 The room was being cleaned when I passed by.(私が通りがかった時、その部屋は掃除されている最中だった。)

(過去完了形 The room had been cleaned.(その部屋は掃除されていた(今は違う)))

(未来完了形 The room will have been cleaned by next month.(その部屋は来月までに掃除されることになるだろう。))

では個々までの内容を、練習問題で確認してみましょう。

練習問題

それぞれの文章を、「主語と動詞の関係」を意識しながら英語にしてみましょう。(主語が〜する、のか、主語が〜される、のか)

1-a 誰かがこの部屋を昨日掃除した。(clean= clean /cleaned /cleaned )
1-b この部屋は毎日掃除されている。

2 チーズはミルクから作られている。
( make from~: ~(原料)から作る, make=make /made /made)

3. この契約書は英語で書かれている。 (This contract / write=write /wrote /written >

4.私のフライトがキャンセルになってしまった。

5. その商品はプラスチック製だ。(plastic / make of~:~(材料)から作られている)

6.その商品は何から(材料)作られていますか?=その商品は何製ですか?

7. 私は運に救われた。

8. 私は生まれも育ちも福岡です。(be raised 育てられる/be born生まれる)

9. 振られちゃった😭(dump (恋人)を振る、別れる、捨てる)

10. その問題は適切に処理されました。(take care of〜〜を処理する)

解答

1-a 誰かがこの部屋を昨日掃除した。(clean= clean /cleaned /cleaned )

Someone cleaned this room yesterday.


1-b この部屋は毎日掃除されている

This room is cleaned every day.

2 チーズはミルクから作られている
( make from~: ~(原料)から作る, make=make /made /made)

Cheese is made from milk.

ポイント

be made from〜(原料)から作られる

be made of〜(材料)から作られる

原料/材料の違いは、「完成品から元の素材がわかるかどうか」です。

ぱっと見て何からできているかわからない=原料(チーズを見て牛乳からできてるとわからない)、何からできているか一目でわかる=材料(木製のテーブルを見て、木材からできてるも一目でわかる)、となります。

3. この契約書は英語で書かれている (This contract / write=write /wrote /written >

This contract is written in English.

in English 英語で 手段などは in を使うことが多いです。

4.私のフライトがキャンセルになってしまった

My flight has been canceled.

飛行機は自らキャンセルするのではなく、(航空会社によって)キャンセルされる、ものなので、通常は受動態を使うことが多いです。また、「キャンセルされて結果今その影響を受けている」と言いたい時には、現在完了形(過去の出来事が現在にも影響している)の形を使いますよ。

5. その商品はプラスチック製だ。(plastic / make of~:~(材料)から作られている)

The product is made of plastic.

2. の解説参照ください^_^

6.その商品は何から(材料)作られていますか?=その商品は何製ですか?

What is the item made of?

7. 私は運に救われた。

I was saved by luck.

by 〜〜によって 〜の部分には、ヒトもモノもきます。特に「〜によって」と強調したい時はこれを最後につけます。

8. 私は生まれも育ちも福岡です。(be raised 育てられる/be born生まれる)

I was born and raised in Fukuoka.

I was born in〜〜で生まれた/I was raised in〜で育てられた

9. 振られちゃった😭(dump (恋人)を振る、別れる、捨てる)

I was dumped.

dump ふる、捨てる これは、恋人などの人間関係にも、モノを捨てる、という意味にも使うことができます。

10. その問題は適切に処理されました。(take care of〜〜を処理する)(take-took-taken)

That issue was properly taken care of.

take care of〜 はここでのように「(問題などを)処理する」という意味でも、「世話をする、面倒をみる」という意味でも使われます。

練習問題の解答の音声です。復習や声出し練習に是非お使いくださいね。

まとめ

まとめ

  • 受動態の形は「be動詞  + 過去分詞(p.p)」=主語が「〜される」
  • 時制を変えるには、be動詞の部分を変えればOK。
  • 受動態を使うのは「能動態だと、主語を曖昧な時」「能動態だと、主語が分かりきっている時」

受動態の作り方、そしてその使い方、わかってきましたか?

練習問題の例文は、言葉を入れ替えれば使い回せるものばかりを選んでいます。是非「受動態のテンプレート」としてお使いください!

 

また、受動態には必須動詞の過去分詞、あなたはすぐに思い出せますか?「中学高校の英語の授業で念仏のように唱えさせられたなぁ」と遥か遠い記憶になっていませんか?

そんな方のために、こちらの記事で不規則動詞の活用表をまとめていますので是非ご覧ください。ダウンロード可のpdf、音声付きです。

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