この記事は
英語の付加疑問文とは?その答え方がよくわからない…
という方へ向けて書いた記事です。
こんな方におすすめ
- 「付加疑問文っていつ、どうやって使うの?」
- 「付加疑問文で聞かれた時、どうやって答えるのが正解?」
- 「付加疑問文って、イントネーションによって意味変わるってホント?」


こんな人が書いています
独学留学ナシで英検1級と通訳案内士に合格。これまで18歳から69歳まで述べ300人以上の初心者〜中上級者に英語を教えてきた講師歴13+年の英語講師Katzです。
目次
そもそも付加疑問とは?
付加疑問文とは
「ちょっとしたモノ」を文の最後にくっつけて「〜(だ)よね?」と
① 相手に同意を求めたり(語尾下がる↘)
② 相手に質問をしたり(語尾上がる↗)
④ 相手をお誘いしたり(語尾上がる↗)
できる文のことです。
答え方は例文で、イントネーションは音声で、それぞれ説明していきますね!
付加疑問文の作り方
付加疑問文の作り方は、とっても簡単です。気をつけるポイントは
ポイント
「本文をひっくり返したもの」を最後にくっつける(肯定文→否定文、否定文→肯定文)
be動詞以外の文は助動詞を使う
(助動詞=do/does/did/have/will/can/shouldなど)
例
It's a nice day. (いい天気です)
これに付加疑問文「いい天気、ですね」とする場合は…
step
1主語、(助)動詞、文を確認
It's a nice day.(いい天気です)
主語=It (助)動詞=is 文の形=肯定文
step
21で確認したモノを全てひっくり返す
肯定文→否定文へ + 主語と(助)動詞をひっくり返す
「isn't it」
step
3文の最後にくっつける
It's a nice day, isn't it ?
「いい天気ですね」
もうひとつ、今度は否定文の付加疑問をみてみましょう。
step
1主語、(助)動詞、文の形は?
You haven't eaten yet.(あなたはまだ食べていない)
主語=You 助動詞=haven't 文の形=否定文
step
21で確認したものを全てひっくり返す
否定文→肯定文へ + 主語と助動詞をひっくり返す
「have you」
step
3文の最後にくっつける
You haven't eaten yet, have you?
「あなたはまだ食べていない、よね?」
be動詞以外の文のときは、全て助動詞を使います。
付加疑問文の答え方
付加疑問文で質問された(同意を求められた)時の答え方を説明します。
まずは「英語の基本ポイント」をおさらいしておきましょう。
英語の基本ポイント
Noのあとには、否定文
Yesのあとには、肯定文 が続く
ということです。
日本語に訳すとつい「うん=Yes」と脳内変換されてしまうような文も、これを覚えておくと「Yes…あれNoだっけ?」と慌てることがなくなります。
例
It's a nice day, isn't it? いい天気、ですね。
↓ 答えは…
Yes, it is (a nice day). はい(いい天気です)。
No, it isn't (a nice day). いいえ(いい天気ではありません)。
となります。
It's a nice day, isn't it?と聞かれた場合、ほぼ答えはYesになると思いますが、例えば、花粉症の方で「春のいい天気」=「花粉激飛び」=「(自分にとっては)いい天気じゃないわい!」と言いたいときは、 No という答えになるかもしれませんね笑
次は、混乱しやすい「否定文+付加疑問文」のパターン。
You haven't eaten yet, have you? あなたはまだ食べていない、よね?
↓ 答えは…
Yes, I have (eaten already). いいえ(もう食べました)
No, I haven't (eaten yet). はい(まだ食べていません)
返事はこのようになります。
なんとなく日本語だと、
「ご飯食べてないよね?」と聞かれて、まだ食べてなかったら
「うん、まだ食べてない」と答えるので
どうしても反射的に「Yes」と言いたくなるのですが、ここでちょっと注意が必要です。
英語の基本ポイント
Noのあとには、否定文
Yesのあとには、肯定文 が続く
でしたよね!だから、
You haven't eaten yet, have you? あなたはまだ食べていない、よね?
↓ 答えは…
Yes, I have (eaten already). いいえ(もう食べました)
No, I haven't (eaten yet). はい(まだ食べていません)
となるわけです。「あとにどんな文章を続けたいか」を考えると、Yes/Noの返事を間違えることがなくなりますよ。
付加疑問文のイントネーション
付加疑問文の醍醐味は「イントネーション」です。これが語尾が上がる(⤴)か下がる(⤵)かで、ニュアンスや意味が変わっていきます。
語尾を上げる⤴場合(質問・お誘いやお願い)
語尾を上げるのは「相手に質問したいとき」そして「相手をお誘いするとき」です。
例えば、
【質問】
You haven't seen Tomoko today, have you (⤴)?
今日、ともこを見ていないよね(⤴)?(質問)
そしてコレに対する答えは、
(見た)Yes, I have (seen her). いや、(彼女を)見たよ。
(見てない)No, I haven't (seen her). うん、(彼女を)見ていないよ。
となりますね。
【お誘い】
Let's go for a walk, shall we (⤴)?
散歩に行きませんか?
↓返事は、、、
(はい、行きましょう)Yes
(いや、行かない)No
Let's 〜を付加疑問文にするときは、〜, shall we?を使います。
【お願い】
You don't have a pen, do you(⤴)?
ペン持ってないよね?=ペン持ってたら貸してくれない?
↓返事は、、、
(いいよ)Yes, here you are. はい、どうぞ。
(だめ)Sorry, I don't. ごめん、(ペン)持ってない。
否定文+付加疑問(⤴)は、「お願いする」表現として使われます。
語尾を下げる(⤵)場合(同意)
語尾を下げた(⤵)場合は、相手に「同意」をしてもらいたい場合です。
【同意】
It's a nice day, isn't it(⤵)?
いい天気ですね。
↓返事は、、、
(はい)Yes, (it is).
(いいえ)No, (it isn't).
Kenta doesn't look well today, does he(⤵)?
けんたは今日、顔色良くないよね。
↓返事の例は、、、
うん(顔色良くないね)すごく疲れてそうだ。
No (he doesn't look well.), he looks very tired.
いいや(顔色いいよ)元気そうだよ。
Yes (he does), he looks well.
まとめ
付加疑問文まとめ
- 「〜だよね?」と質問したい時、相手に同意を求める時に使える
- 作り方は「元の文の要素(主語+助動詞(or be動詞)をひっくり返したモノを文末にくっつける
- イントネーションすごく大事
- 語尾上げ(⤴)は「質問」「お誘い」「お願い」
- 語尾下げ(⤵)「同意を求める」
この記事はこちらを参考にさせていただいています。→British Council, Question tags
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