まずはこれでOK!中学英文法17個 英語

【関係代名詞②】(省略できない?なぜ?その見分け方を説明します)

省略できる関係代名詞とできないものの区別ができない。そして、関係代名詞の「what」ってどうやって、いつ使うの?という方に向けた記事です。

こんな方におすすめ

  • which/who/thatの関係代名詞の基本は理解できている
  • 省略できる関係代名詞と出来ないもの、その判断がよく分からない
  • 関係代名詞としての「what」の使い方がイマイチわかってない
  • 関係代名詞「what」を使った例文をたくさん見たい

こんな人が書いています

独学で英検1級と通訳案内士合格。英語講師歴13年+、18歳から69歳まで述べ300人以上に英語を教えてきた私Katzが、一歩踏み込んだ「関係代名詞」の使い方とその魅力をお伝えしていきます。

今回も、関係代名詞をさらに詳しくみていきます。一見ややこしく小難しく見える文章でも、分解してみるととーってもシンプルな作りだったりします。是非、苦手意識を一旦横において、読み進めてみてくださいね!

関係代名詞 - 省略できる?できない?

関係代名詞には実は「省略できる」ものと、「省略できない」ものがあります。会話では、省略できるものはほぼ省略されてしまうので、このルールを知っておけば混乱しなくてすみますよ^_^!

省略出来る関係代名詞」=主語以外が関係代名詞になったもの

省略出来ない関係代名詞」=主語が関係代名詞になったもの

 

省略できる関係代名詞

省略できる関係代名詞」とは、主語以外が関係代名詞になったもの、です。

 

では、関係代名詞が主語なのか、それ以外なのかを、どうやって見極めるのかというと…

 

文の成り立ちを見ればわかります!

 

さあ、この関係代名詞whichは、省略できる?省略できない?

彼女は私が去年買ってあげたそのバッグがお気に入りだ。

She likes the bag which I bought last year.

 

上の文章ができるまでの過程を見ていきましょう。

 

step
1

まずは①基礎と②説明、2つの文章を作ります。

①She likes the bag. (彼女はそのバッグがお気に入りだ。) 

②I bought it last year.(私はそれを去年買った。)

 

step
2

①と②で共通するもの(名詞)を見つける。

①She likes the bag.   ②I bought it last year.

 

step
3

共通する名詞のうち、②説明の方にあるものは、その文の主語?それともそれ以外?

②I bought it last year.  =>  このitは、目的語=主語以外=>「省略できる関係代名詞」になる

 

step
4

②説明を関係代名詞の形に変える。

②I bought which last year. => 関係代名詞は必ず文の先頭=> which I bought last year.

 

step
5

①と②を関係代名詞でくっつけて完成。

She likes the bag which I bought last year.

そしてもちろん、このwhich は「省略できる関係代名詞」なので、最終的には

このwhich は「省略できる関係代名詞」なので、最終的には

She likes the bag (which) I bought last year.

となります。

 

省略できない関係代名詞

省略出来ない関係代名詞」=主語が関係代名詞になったもの

 

こちらも同じ様に文章の成り立ちを見ながら確認してみましょう。

彼女は有名レストランを経営するその男性のことが好き。

She likes the guy who owns the famous restaurant.

 

step
1

まずは①基礎と②説明、2つの文章を作ります。

①She likes the guy.   ②He owns a famous restaurant.

 

step
2

①と②で共通するもの(名詞)を見つける。

①She likes the guy.   ②He owns a famous restaurant.

 

step
3

共通する名詞のうち、②説明の方にあるものは、主語?それ以外?

He owns a famous restaurant.  =>  このheは、主語=省略できない関係代名詞」になる

 

step
4

②説明を関係代名詞の形に変える。

who owns the famous restaurant (* 関係代名詞は必ず文の先頭)

 

step
5

①と②を関係代名詞でくっつけて完成。

She likes the guy who owns the famous restaurant.

そしてもちろん、このwhoは「省略できない関係代名詞」なのでこれが正解となります。

 

…とここまで細かく説明してきましたが、要は、

ポイント

関係代名詞の後ろに主語がある=その関係代名詞は省略できる、と覚えておくといいですよ!

(関係代名詞の後ろに主語があるということは、その関係代名詞は主語ではないから)

 

関係代名詞「What」

ここでは、関係代名詞のwhat と where の使い方を説明していきます。

関係代名詞のWhat「〜こと/もの」「どんな〜でも」

関係代名詞のwhatは、他の関係代名詞(which/that/who)とは大きく違う特徴が1つありますのでそこを理解しましょう。

関係代名詞whatの特徴

他の関係代名詞と違い、関係代名詞を使って説明したい名詞(先行詞と呼ばれます)も一緒に含む

関係代名詞whatthing(s) that(which) 「〜こと」「〜もの」

これだけだときっと、なんのこっちゃ分からないと思うので例文で見ていきましょう。

私が言ったことは真実だ。

 

step
1

まずは①基礎と②説明、2つの文章を作ります。

①The thing is true. (それは真実だ)② I said it.(私がそれを言った)

 

step
2

①と②で共通するもの(名詞)を見つける。

The thing is true.  ② I said it.

 

step
3

②説明を関係代名詞の形に変える。

 ② I said it. --> I said that(which). --> that(which) I said. 

 

step
5

①と②を関係代名詞でくっつける。

The thing is true.  ②that(which) I said

The things that(which) I said are true.

先に述べたように the thing(s) that(which)=関係代名詞what になるので…

What I said is true. 私が言ったことは真実だ。

とすることができます。

 

他にも関係代名詞whatを使うと、

What I saw 私が見たもの
What I want 私が欲しいのもの
What I like 私が好きなもの
What I do 私がすること
、、、

など、いろんな表現を作ることができます。

 

また文脈によっては「どんな〜でも」という意味で使われることもあります。例えばこのような文です。

You can do what you imagine. 

あなたが想像することはどんなことでも出来るでしょう。

 

練習問題

さあ、今回はたくさんやってきましたが、慌てなくて大丈夫。問題を解きながらひとつひとつ確認していきましょう!

*関係詞が「省略できる」ものであれば是非省略してみましょう。

 

1.彼女は私が夕飯を一緒に食べた女性です。(had dinner with)

2.あなたが見ていたその男性は、私の弟です。(look at)

3.私がタイ(Thai)で泊まった(その)ホテルは居心地が良かった。

4.私が生まれた所は、新鮮なシーフードが有名です。(be famous for)

5.あなたが聞いたことは、嘘です(a lie)

6.私が欲しいものは、休日です。

7.次になにが起こるかはあなた次第だよ。

8.話す内容(あなたが何を話すか)はお任せします。

9.どこで会うかは彼女に任せています。

10.僕が知りたいことは、あなたの名前とLINEの連絡先だ。(LINe address)

11.私達が昨日行ったそのカフェは、酷かった。(terrible)

解答

*わかりやすいように「省略できる関係詞」は(which/that)という風に書いています。

 

1.彼女は私が夕飯を一緒に食べた女性です。

She is the woman (who) I had dinner with.

have dinner with~ 〜と一緒に夕食を食べる/She is the woman. + I had dinner with her.

2.あなたが見ていたその男性は、私の弟です。

The man (who) you were looking at is my brother.

look at~ 〜を見るThe man is my brother. + You were looking at him.

3.私がタイ(Thailand)で泊まった(その)ホテルは居心地が良かった。

The hotel (that) I stayed in Thailand was comfortable.

comfortable 心地がよいThe hotel was comfortable. + I stayed there in Thailand.

4.私が生まれたは、新鮮なシーフードが有名です。

The place (where) I was born is famous for fresh seafood.

be famous for~ 〜で有名だThe place is famous for fresh seafood. + I was born there.

5.あなたが聞いたことは、嘘です(a lie)

What you heard is a lie.

6.私が欲しいものは、休日です。

What I want are holidays.

7.次に何が起こるかはあなた次第だよ。

What happens next is up to you.

up to 人 (人)次第 =何かを選ぶ際「あなた次第だよ。あなたに任せるよ」(It's) Up to you.

8.話す内容(あなたが何について話すか)はお任せします。

What you talk about is up to you.

9.どこで会うかは彼女に任せています。

Where we meet is up to her.

10.僕が知りたいことは、あなたの名前とLINEの連絡先だ。

What I want to know are your name and LINE address.

11.私達が昨日行ったそのカフェは、酷かった。

The cafe (that/which) we went to yesterday was terrible.

terrible ひどいThe cafe was terrible. + we went there yesterday.

 

まとめ

  • 省略出来る関係代名詞」=主語以外が関係代名詞になったもの
  • 省略出来ない関係代名詞」=主語が関係代名詞になったもの
  • 要は、関係代名詞の後ろに主語がある=その関係代名詞は省略できる、ということ
  • 関係代名詞whatは「〜こと/〜もの」「どんな〜でも」という意味の名詞を作れる


関係代名詞は、一度その成り立ちが理解できれば色々な文章に応用できます。話すことはもちろんのこと、英語の記事も読みやすくなります。(なぜなら関係代名詞は書き言葉により多用されているから)

インターネットが当たり前になっているこのご時世、英語でも情報収集ができるということは、とんでもなく有利なことです。これから英語を学ぶ際は、話す英語だけでなく是非「読む英語」にも目を向けることをおすすめします!

 

関係代名詞について、もっと基礎を確認したいという方はこちらの記事もおすすめです。→関係代名詞(which/that/who)仕組みからわかりやすく説明します。

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