この記事は、
・英会話レッスンで上手く英語が出てこなくて苦しい…
・手ぶらで、思いついた時に英語を練習したいなぁ
・英語で独り言、がいいのは知っているけど具体的にどうしたらいいのかわからない…
などのお悩みを持つ主に英語初心者さんのために書いている記事です。英語中級以上の方には参考にならないかなと思います。
この記事でわかること
英会話力向上に効果のある練習法「英語で独り言」の詳しいやり方
こんな人が書いています
独学留学ナシで、英検1級、通訳案内士合格、TOEIC945。
英語系専門学校、某大手英会話学校、大学でTOEIC講座/TOEFL講座、企業への出張英語講師、そしてオンラインでパーソナル英語トレーナーとして延べ300人以上の方に英語を教えてきた講師歴約13年の元英語講師。
2分程で読める記事です。
目次
絶対ルール

詳しいやり方の前に、まずは絶対に押さえておきたいルールを4つお伝えします。
時間を決めて測る
最初は「1分」から始めてみましょう。いきなり5分!とかでやってしまうと、後々辛くなってきて続かなくなります。
慣れてきて、習慣化できてきたら時間を伸ばしていくのがおすすめです。
やっている間は辞書などで調べない
独り言中は決して辞書やGoogle先輩で調べないこと。単語が分からなければ、自分が知っている他の言葉でなんとか説明できないか、ともがいてください。
ここでしっかりと「わからない!」「悔しい!」という気持ちを味わうことが大切です。
どうしても言えない場合は、諦めて次に進みましょう。
独り言が終わってから分からなかった言葉などを調べる
独り言が終わったら、必ずすぐにうまく言えなかった言葉や表現を調べましょう。
独り言中に感じた「わからない!」「悔しい!」という気持ちがあるうちに調べて「なるほど!」「嬉しい!」という気持ちをしっかりと感じましょう。記憶は感情と結びつくと忘れにくくなります。
決して完璧を求めない
これが一番大切なルールかもしれません。決して完璧を求めないことです。(そんなものありません)
完璧な文法、完璧な発音しなきゃ、、、そんなもの気にする必要は全くありません。それよりもまずは、自分の頭の中にあることを英語を使って外に出すことに力を注ぎましょう。
英語で独り言のやり方
では次に、英語で独り言のやり方を説明していきます。
ポイント①
時間を計れるもの、録音できるものを準備する
英語で独り言をする時には、時間を決めて、独り言を録音しましょう。
なぜ録音するのか?
それは、あとで聞きなおして振り返りをするからです。
録音しなければ、本当にただの独り言で終わってしまい、なんの練習にもなりません。これはもったいない。やるからには、自分の時間と努力を最大限活かすために、必ず録音しましょう。
ポイント②
時間を決め(例:1分)、録音をスタートして話し始める
慣れない頃は1分間から始めましょう。(それ以上長い時間をやろうとすると、多分続きません。)
1分間の間は、辞書やネットで調べたりせず、とにかく英語を「話す」ことに集中してください。1分経ったら中途半端でも録音を止めて終了します。
ポイント③
録音した自分の独り言を聞いて振り返りをする&わからなかった言葉などを調べる(超大切)
ここは特に重要なパートですので、必ずやりましょう。録音した自分の独り言を聞きなおし、振り返りをします。
自分の声、しかもたどたどしい英語を聞くのは最初はとても恥ずかしいと思いますが、大丈夫です。すぐに慣れます。
自分の英語を聞くことで「思っていたよりも話せてるやん。」とか逆に「もっとちゃんと話せてると思ったのに…」「なんか英語が聞きにくいな」など色んな感想が出てきますが、これが大切。
冷静に自分の英語を聞くことで、自分がよくできている点や改善点が見えてきます。これをくり返していくことで、ひとりでも聞きやすい、伝わりやすい英語にしていくことが可能になり、また英語を話すことに対して自信が出てきます。
自分の英語を録音して聞き直すのは、例えば各種英語試験の面接対策などにも使えますので、できるようになっていて損は全くありませんよ。
尚、わからなかった単語や表現はこの段階で調べましょう。
以上が、英語で独り言を練習する方法です。
最後に、英語の独り言でにおすすめのネタ3つご紹介します。どのネタでやってもいいですが、初めて英語で独り言をする方は、①から順にやっていくとやり易いと思います。
ネタ①:今の感情、感覚、思考を実況独り言

まずひとつ目は、
今自分が感じている感情、感覚、思考をひたすら英語で実況中継する独り言
I'm tired.
This room is kind of hot.
Why am I frustrated?
などなど、次々と心に浮かんでくるものを、
出来るだけ短く、シンプルな英語
で言い続けてみましょう。
最初はなかなか単語や表現が出てこないと思いますが、やり続ければ必ずできるようになっていきますので安心してくださいね。
ネタ②:目に入るものを実況独り言

次は、
目に入ってくるものを実況中継する独り言
例えばあなたが今、電車に乗っているとします。
目の前には、グレーのスーツを着た50代後半くらいの男性が居眠りしているのが見えます。
そしたらそれを、そのまま英語にしていきます。
例えば上の例なら、
I'm on a train. A man is sleeping in front of me. He is probably in his late 50s. He is wearing a gray suit. ...
みたいな感じで続けていきます。
ポイントは、
出来るだけ短く、シンプルな英語で
ですよ!
ネタ③:昨日やった事を思い出して独り言

最後は、
昨日(or過去に)やったことを思い出して独り言
です。
なぜ「昨日(過去)」なのか?
それは、過去形が一番シンプルな文法だから。
過去形なら「主語がHeだから動詞にsつけなきゃ」などと文法に余計な気を使う必要がないので、文を作り易いんです。
英語で独り言をする場合、とりあえずまずは、「英語の文を作ること」を目標にしましょう。
もちろん過去形に慣れてきたら、
明日や今週末する事(未来形)、いつもの習慣(現在形)などに挑戦しながら、別の時制にも慣れていくといいです。
まとめ

以上が、英語で独り言を練習する際のルールとやり方です。
もう一度まとめておさらいしておきましょう。
時間を決めて測ってやること!(1分~がおすすめ)
やってる最中は決して調べないこと!(「英語を出す」ことに集中)
終わったらすぐに、出てこなかった言葉などを調べること!(悔しい!→なるほど!の感情を味わう)
決して完璧を求めないこと!(そんなものありません)
英語で独り言にやり方
①時間を計り、録音する
②時間内は英語を話すことに集中する(途中で止めて調べたりしない)
③録音した自分の英語を聞き直し振り返りをする
独り言のネタ
今の感情・感覚・思考を実況独り言
目に入るものを実況独り言
昨日やったこと思い出し独り言
どうですか?こんな感じで1日1分~なら、できそうな気がしませんか^_^?
やるのはたった1分ですが、積み上げていけばかなりの時間量になります。
この英語で独り言の優れている点は、
1分だけじゃ物足りなくなってしまう
ということ。
そう、「え?もう1分経ったの?なんも言えてない!まだやりたい!!」となっちゃいますので、騙されたと思って一度やってみてください^_^
英語で独り言のこと、もっと詳しく知りたい!という方は、「英語が話せる人はやっている 魔法のイングリッシュルーティン」という本がいいですよ。どんなテーマで独り言を言ったらいいか、どんな表現から練習を始めればいいか、などすぐに行動が起こせるようにかなり細かくかいてありますので、初心者の方には特におすすめします。
1分間の独り言に少し慣れてきたタイミングで、コミュニケーションのための英語のアウトプットも入れていくと、英語の発信力が相乗効果でどんどん上がっていきます。
コミュニケーション英語のアウトプットには、オンライン英会話がもっとも手軽に始められますよ!
もし「英語で独り言に挑戦してみたけど、全く英文を作ることが出来なかった...」という方は、恐らく
単語量不足
文法知識が整理できてない
のどちらか、もしくはその両方ですので、まずはこちらの記事で英会話に必要な文法知識の確認をするといいと思います。
参考記事:(中学英語で日常会話はできる!(ここに挙げている文法が全てわかれば十分です))
あなたの世界はこれから、英語でどんどん広がっていきますよ。応援しています。この記事が少しでもあなたの背中を押すお手伝いになったら幸せです。