【レベル高い雑学ネタに!】ビルゲイツ「地球の未来のため僕が決断したこと」

いつもは選ばない本をたまには読んでみようと挑戦したのがこの本。

軽い気持ちで読みはじめたが、数字の多さと大きさに、小学5年の算数からつまづき続けてる私は何度も心が折れそうになった。

が、本書の中の例え話の上手さで、なんとか最後まで読み終えることができた奇跡の本!(私にとっては)

頭のいい人は例え話が上手い、を地でいく本なので、私のような数字アレルギーを持ってる人でも多分読み進められると思う。

ただ膨大な情報量のため、一度読んだくらいでは到底全てを理解することはほぼ不可能だと思う。というか、気候変動に関する問題は気候だけの問題じゃない。

ものをつくる、ものを育てる、移動する、冷やしたりあっためたりする、などの活動から出る温室効果ガスを、今の生活水準保ちつつ、経済的負担を出来るだけ増やさない方向で、でも貧困層にはしっかり援助をしつつ、政治をガッツリ巻き込みながら「温室効果ガスゼロ」を達成する為には、、、という視点で書かれてる本。。。

そう、書いてる私もももう意味わからなくなるくらい複雑に絡み合っているので、この本を「一発で理解したるでぇ!」という気概で読もうというのがそもそも間違ってる。(おい、聞いたか3日前の私)

この本がおすすめな人

  • そもそも本当に気候変動って起こってるの?
  • このままの生活じゃそんなにヤバいわけ?
  • 地球温暖化、ちょっと何言ってるかわかんないっす
  • 地球を温暖化から救う為に活動してる世界中の会社、組織ってどんなのがあるの?
  • ビルゲイツが投資してる会社、ちょっとでもいいから知りたい
  • これから地球温暖化ストップに貢献して、儲かりそうな会社や分野を知りたい
  • 質の高い雑学のネタとして、地球温暖化の現場についてざっくりと知っときたい

などの、純粋な動機、不純な?動機を持った人におすすめの本です。

ビルゲイツって、なんかイマイチいい印象ないんだよねぇ、という方も結構多いと思うし、またCovid-19が起こってかなり早い段階で、ワクチンの重要性やワクチン開発に取り組んでたので、色んな陰謀論も飛び交いましたが、この本を読むと「あ、なるほど。そもそも興味関心がココにあったから、Covid-19でも初動が早かったのね」と納得できるオマケ付きです。

先に警告しておくと、あなたが私と同じくらい地球温暖化に関して無知だとすると、

この本の前半部分はもう、「え?もう絶望的じゃないの、地球って、、、」と人によっては

若干落ち込む、または不安になる

という症状が出るほど(←私)絶望的な話が続きます。が、後半でそれぞれの問題の解決案(あくまでもビルゲイツの考えるものですが)が提示されていくので、読み進めるほどに、心は多少穏やかにはなると思います。

おすすめの読み方

決して前半で挫折・脱落しないように、興味ないor難しすぎてついてけない箇所はテキトーに飛ばしつつ、さらっと読んでいくのがおすすめです。

複雑に絡み合いまくる問題ではありますが、後半の後半部分では、国、地方自治体、会社、個人、消費者、有権者、などそれぞれの立場で出来ることが具体的に書かれてますので、ぜひ頑張ってそこまで行き着いてください。

ここを読んでこそ、この本の一番のエッセンスを得ることができます。

社会人の素養、教養として、大きな社会問題についてある程度知っている、というのはとても大切。

表面的なことだけであっても話せる、というのはそれだけでも「お、この人なんか賢いな」と信頼度が上がります。

雑学を知ってて、雑談が出来る人って、仕事という本題にも好影響を与えるものです。「なんかこの人はちゃんと勉強してそうだし、広い視野を持ってそうだから、仕事もちゃんとしてそう。」という心理が働いちゃうんですよね。

そういう意味でも、話題になったこの本を知ってる、なんなら読んで内容についてちょっと話せるというのは、それだけでかなりのプラスポイントになりますね。

この本のおすすめの使い方

この本は「辞書や参考書」のように使うのがおすすめです。

先にも言いましたが、情報量がかなりかなり多いので(しかも数字もたーくさん)、一度で全て理解することは、

相当本を読み慣れてる×地球温暖化に関して基本的な知識がある人

以外はかなり難しいと思います。だから、一読目は、さらり、と。

最初は「どんなことが書いてあったか」をなんとなく頭の中に入れる。これができれば十分です。

で、地球温暖化の話題を見かけた時に、この本に戻って数字や内容を確認する、という使い方をすると、理解も深まり、雑談としての精度が上がり、なんならいい投資先のアイデアなんかも得られる!かもしれません。

以上、今回はビルゲイツの「地球の未来のため僕が決断したこと」をご紹介してみました。

日々のニュースやそれぞれの会社、そして自分の日々の生活を見る目もちょっとだけ変わる、そんな本ですよ!

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