目次
こんな人にお勧めです
- 現状になんとなく満足できていない人
- 自分の人生これでいいのかな、となんとなく不安を感じてる人
- 自分を変えたいけど、どうやって変えたらいいのかそのスタートがわからない人
- 競争社会に疲れている人
- 自分には何もないと思っている人
- 変わるきっかけを探している人
こんなことが学べました
- 自分が活かせる「ブルーオーシャン」の見つけ方
- そもそも「レア力」って何?
- ブルーオーシャンに行くために必要な「レア力」を鍛える具体的な方法(そんなに難しくない!)
- やっぱり今でも英語が必要な理由
この本を読もうと思った理由
Twitterでフォローしている方がオススメしてたから。以上。
…なんて身も蓋もないのでもう少し追加すると笑、以前にその人がお勧めしていた本もかなり面白かったからです。
でも、私はそんなに本を早く読める方ではないので、読む本は必然的に限られてきます。
基本的には本をKindleで読むので、サンプルをダウンロードして、目次やさわりの部分を読んでみて面白そうだなと思ったものを読むようにしています。
もちろんこの本も目次やさわりの部分は読んだのですが、そもそもタイトルに「レア力」「ブルーオーシャン」という私にとってのパワーキーワードがあったので、今回は即決でした。
先にも書きましたが、この本は特に30代後半から40代位までの「自分の人生に漠然とした不安や迷いを感じている人」にお勧めの本だと思います。
私がまさに40代、そして自分の人生このままでいいのかなぁ、という迷いを抱えている今。
この本の中身は本当に参考になりました。
ここからはちょっとこの本の感想を書いてみます。
「つべこべいらんわ!もう直ぐにでも読みたい!!」という方はこちらからどうぞ笑

そもそも「レア力」って?
この「レア力」レアは英語のrare(珍しい、希少な)のこと。
この本の中では、
レア力= 人と違う強み
「レア力で生きる」
とされています。
「自分にはそんなものない」と思っているかもしれませんが(私はそう思ってました)、
これまでの人生で自分が経験したことや学んだ知識、そして何より自分の「好きなこと」「興味のあること」こそが「レア力」になるのだそう。
これは朗報!
だってこれってつまり、一握りの天才だけじゃなく、私たちみんなが持てる力ってことでしょう^_^!
じゃあ今の自分のその「レア力」を信じて、何もせずにいればいいのか、というと、、、
もちろんそんなわけない笑
「レア力」は鍛えて磨いてこそのもの。
この本の中ではその鍛え方が丁寧に紹介されています。
それがまた分かりやすいったらない!
それは著者の小宮山さんの経歴と情熱からも納得。
スタディサプリ(英語を独学してる人なら一度は耳にしたことあるはず)教育AI研究所所長、東京学芸大学大学院准教授、という肩書きももちろんすごい。
でもそれだけじゃなくて、小宮山さんの教育に対する情熱や、講義や講演を数多くこなしてきた経験から出てくる説明の上手さ、伝わりやすさがあるんだと思います。
人は感情の生き物
単に事実だけを並べられるよりも、何かストーリーを絡めて語られる方が、記憶に残るし理解しやすいんですよね。
この本の中では、レア力を鍛えるそれぞれの方法の中に色んなストーリーが入ってるから、
あ、なるほど。
と心で納得しながら読み進められるんです。
「これまで自己啓発本何冊も読んだけどなんか行動に移せないんだよねぇ。。。」という方は特に、一読の価値ありだと思います。
本の中の全てをやる事は難しい(すぐには私も無理)けどでも、いくつかは必ず「あ、これならやれそう」というやつがあるはずです^_^
私が試したい「レア力の鍛え方」
この本の中には色んな「レア力の鍛え方」が紹介されているのですがその中でも、私が個人的に「これはすぐにやれそう!」と思ったものを挙げてみます。
コンフォートゾーンからでる「旅」
そもそも私自身が無類の旅好きなので、これはもうむしろ、いっぱいやりたい笑
本の中で小宮山さんも仰ってますが、旅、特に日本の常識が全く通用しない(言葉も通じない)国に行くと本当に「冗談でしょ?」と思うような経験がたくさんできます笑
冷や汗だってかきまくるし、思った通りいかないことの方が多い。
そんな状況で日本の「常識」を持ち続けていると、イライラするし、何より自分が疲れちゃうんですよね。
それを逆に「こりゃもうネタだわ」と関西人的な思考に切り替えて受け入れた瞬間から、その不快な経験を「オモロいネタ」として楽しめるようになっちゃうんです。
自分の慣れた環境(コンフォートゾーン)の外の経験が増えれば増えるほど、知識や経験だけじゃなく余裕も生まれてくるから、人生が少しずつイージーモードになっていく気がします。
旅で経験したこと、そこから感じたことや学んだことは人によって違います。だから自分の「レア力」になるんですね。
自分の個性に向き合う「人生の棚卸し」
これは就職試験の前によくやった「自己分析」の人生バージョン、といったイメージでしょうか。
子どもの頃へ遡り好きなこと、嫌いなこと、得意なこと、苦手なこと、経験したこと、学んだこと、学び続けていること、学びをやめてしまったこと、実はやってみたいこと、、、などなどをどんどん書き出していく作業になります。
本の中では、リバーオブライフ(River of Life)という、人生の最高の時期を山、最低の時期を谷、の形になるように一本の川のように書き出す、なんて面白い方法も紹介されてました。
自分がどんな人間で、何が好きで何を求めているのか、それがわかってないことには始まりませんからね^_^
自分にエネルギーをくれるもの、だけでなく、自分からエネルギーを奪うもの、もリストアップするのは面白いなぁ、と思いました。
時間がかかる作業になるかもしれませんが、これは外せないし、多分楽しいです(だって自分のことですから!)
マジョリティから脱出する「英語力」
英語が壁にならなくてよかったな、と感じる場面はいくつもあるのですがその中でも
英語で記事や文章が読めてよかった
これは最近、特に強く感じます。
本のなかでも言われてますが、インターネット上にある情報は英語が圧倒的に多いし、また早い。その情報を1次情報(翻訳を通さない)として読めるって、これからの時代すごくすごく大切だと、私も実感しています。
普通に考えて仕事だって、日本国内よりも世界を視野に入れた方がいいに決まってます。
日本人って英語ができない(と思い込んでる人も多い)から、英語で発信しないから、世界の中での影響力もやっぱり小さくなってしまってる気がします。すごくもったいないし、正直歯痒いこともたくさんあります。
日本人のいいところ、日本の素晴らしい技術や食品など、もっと世界で役に立てる分野はたくさんあるはず。そういう「レア力を持ってる日本人」、もっと英語での発言力を持ってください!
これで危機感、もしくはワクワク感を感じて「英語を学びたい」となった方は是非、スタディサプリで頑張りましょう笑
著者の小宮山さんは、英語でお仕事もされてるのに今でも英会話学校に通ってらっしゃるそうです。
本当、頭が下がります。。。爪の垢ください。。。
日常の全てを学びに変える「『好き』を極める」
ただ単に、好きなことをする、じゃなくて
好きなことは、可能な限りとことんやってみる。そうすると、自分のキャラクターが立ってレア力が高まります。
レア力で生きる
好きならとことんやり尽くす。この徹底的な感じ、好きです笑
たしかに、どんなことでも「突き抜けている人」って、本当にそれが好きで好きでしかたないんだろうなー、って人多いですもんね。
好きこそものの上手なれ、とはまさに言い得て妙。好きで夢中でやってる人には敵いません^_^
これを見つけるためにもやっぱり「人生の棚卸し」、必要ですね。
チャンスを掴む「好きの掛け算」
面白い考え方だなって思ったやつです。
「好きを1つ」だけだと、どうしてもまだレッドオーシャンになる分野もありますよね。例えば私の場合「英語」なんてもう血で血を洗う⁉︎レッドオーシャン。。。
でも「好き1」✖️「好き2」にすると、途端にライバルが減りますよね。またしても自分の例ですが、例えば「好き1=英語」✖️「好き2=ナレーション」とか。
英語だけ、ナレーションだけ、ならいっぱいいるけど、英語✖️ナレーション、となるとその数はグッと減っていくはずです。
こうやって自分の好きなことの掛け算をしていくことで、自分のブルーオーシャンを見つける。
このアイデア、本当、なんで今まで誰も気づかなかったんだろう?ってくらい素晴らしいアイデアですよね!
私の好きな本「マルチ・ポテンシャライト」にもまさにこの方法が書かれていて、ワクワクしちゃいました。(この本も良書です)
レア力を仕事に生かすための「発信力」「マーケティング力」
レア力を鍛えるだけでは、足りません。
そう、仕事に活かさなくては!
この本が素晴らしいところは、ちゃんと仕事で活かすところまでカバーしてくれているところなんです。本当に実用的。
著者の小宮山さんによると、レア力を仕事で使うために必要なのはこの2つ。
マーケティング力 と 発信力
自分のレア力は、どのような領域・職種で求められているのか、発揮することができるのか。
ニーズのある分野を見つけて開拓していくマーケティング力は、これからの時代も変わらず必要な力ですよね。
またどんなにレア力を磨いても、見つけてもらえなければそれは、存在しないのと同じ。厳しいけど、たしかに真実ですね。
だから、自分はどんなことが好きで、どんなことに情熱を持っていて、どんなことを学んでいるのか、、、そういう情報を自分から発信していくことが絶対に必要だ、と小宮山さんは書いてらっしゃいます。
たしかに。。。そして私にとっては、耳が痛い。。
私、発信がとっても苦手なんです。
いやね、ブログはいいんです。好きなこと書いて「よかったら読んでってください〜」って置いとくだけなんで。
でも例えば、TwitterとかInstagram、Facebook なんかで「こんなことしてます」「こんなこと考えてます」って投稿(発信)するのはすごく抵抗があるんですよね。
なんか「ちゃんと人の役に立つこと言わなきゃ」とか「オモロいこと呟かなきゃ」「映える写真にイケてるコメント載せなきゃ」って、もうガチガチになって、で、結局載せられずに終わる、、、なんてことは日常茶飯事。
それでもやっぱり、発信力を鍛えなきゃ、と最近はあまり余計なこと考えずに、とりあえず「発信する」という行為にフォーカスをして「発信できたら100点!」という低〜いレベルから始めたところなんです。
そこにきてこの「発信力大切」というメッセージ。これはもう、頑張るしかない!
そもそも、どうひっくり返ってもそんなに立派な人間ではないんだから笑、もう等身大の自分に降参して、私の持ってる「好き」「経験」「知識」「感じてること」を発信するしかないんですよね。
好きなことややりたいことで需要を開拓するためには、とにもかくにも発信すること。
これが鉄則です。
「レア力で生きる」
最後に、背中をどんっと押された気分でした。
最後に
最初から最後まで、すごいスピード感で読める本でした。
まるで著者の小宮山さんの教育への情熱、底なしの知的好奇心、圧倒的な行動力やフットワークの軽さ、これらが文字から伝わってくるみたいです。
なぜか、旅作家さんの森村桂さんの「天国に一番近い島」を読んだ時を思い出しちゃいました。
小宮山さんと森村さんの両方に共通する、フットワークの軽さや強い好奇心、すごい行動力や、周りを巻き込んでやりたい事を実現していく強さ。
だから、本を読んだあとに、清々しく「よし!自分もやるぞ!!」ってなれたのかもしれません^_^
- 現状になんとなく満足できていない人
- 自分の人生これでいいのかな、となんとなく不安を感じてる人
- 自分を変えたいけど、どうやって変えたらいいのかそのスタートがわからない人
- 競争社会に疲れている人
- 自分には何もないと思っている人
- 変わるきっかけを探している人
背中を押してもらえる何かが欲しい、小さくてもいいから光が欲しい、、、そんな以前の私みたいな人に是非おすすめしたい一冊です。
