この記事は英語初級レベルの方で「形容詞と副詞」の違いや正しい使い方を知りたい方向けです。
こんなお悩みを解決します
そもそも形容詞と副詞ってなに?
それぞれの違いや使い方がイマイチわかってない。
この記事を最後まで読むと「今まで形容詞と副詞に悩んでいた時間はなんだったんだ…」と唖然とするはずです。
目次
(音声のみのYouTubeです。聞き流し学習にご活用ください)
形容詞と副詞ってそもそも何?
形容詞とは=名詞の前にくっついてその名詞を説明するもの
副詞とは=名詞以外の全てにくっついて説明をするもの(*特に動詞の後ろにくっつくが多いです。)
はい、これだけです笑。
これだけだとさすがに怒られそうなので、次の2つの例文を見てみてください。
運転が用心深い人を説明する場合…
彼は用心深い運転手だ。He is a carefuldriver.
彼は用心深く運転する。He drives carefully.
という2つの言い方ができます。
彼は用心深い運転手だ。He is a careful driver.
driver 運転手という名詞、にくっついて「どんな運転手」なのかを説明= careful = 形容詞
彼は用心深く運転する。He drives carefully.
drive 運転するという動詞、にくっついて「どんな運転をする」のかを説明=carefully =副詞
形容詞と副詞の違い、わかってきましたか?
ポイント
また、S (主語) - be動詞 + 形容詞
のように、be動詞の直後に来るのは形容詞です。
She is beautiful. 彼女は美しい。
Pease be careful.気をつけて。
会話でよく使われる形容詞と副詞リスト
形容詞と副詞の一番簡単な見分け方は
「ーlyで終わっていたらほぼ副詞(例外あり。後述します)」
逆に言うと「形容詞にlyをつけると副詞になる」です。下の表を見てください。
形容詞 | 副詞 |
careful | carefully |
quick | quickly |
serious | seriously |
quiet | quitly |
bad | badly |
heavy | heavily |
beauiful | beautifully |
happy | happily |
sad | sadly |
注意ポイント
ただし、これらの-lyで終わるものは形容詞です!
friendly / lively / elderly / lonely /silly / lovely など
形容詞と副詞に関しては、実際に文を作りながら入れ込む位置や意味を覚えていくのが一番です。
問題を解きながら確認してみてください。
形容詞と副詞の練習問題
例を参考にそれぞれの日本語に合うように英文を作りましょう。
例
( perfect /perfectly)
a 彼女は英語を完璧に話す。
She speaks English perfectly. (副詞)
b 彼女が話すのは完璧な英語だ。
She speaks perfect English.(形容詞)
1. (heavy / heavily)
1-a ひどい雨だった。It was ~ (から始めて)
1-b 雨がひどく降った。
It
2. (quiet/quietlyどちらかを使って)
静かにお話ししてください。
Please speak ~
3. (quiet/quietlyどちらかを使って)
そこは静かなホテルだった。
It was ~
4. (quiet/quietlyどちらかを使って)
静かにしてください。
Please be ~
5. (beautiful/beautifullyどちらかを使って)
5-a それは美しい歌だった。
It was
5-b 彼はその歌を美しく歌った。
He sung
6. (happy/happilyどちらかを使って)
6-a. (物語の終わりに)めでたし、めでたし(=彼らはそれから幸せに暮らしました)
6-b. 私は自分の人生に満足だ(=幸せだ)。(~with my life 自分の人生に)
7.彼女は人懐っこい人だ。
解答
1. (heavy / heavily)
1-a ひどい雨だった。It was ~ (から始めて)
It was heavy rain.
ひどい「雨=名詞」=a heavy (形容詞) rain (名詞)、となりますね!
1-b 雨がひどく降った。
It rained heavily.
雨がひどく「降った=動詞」=rained (動詞) heavily (副詞)
2. (quiet/quietlyどちらかを使って)
静かにお話ししてください。
Please speak quietly.
静かに「話す=動詞」= speak (動詞) quietly (副詞)
3. (quiet/quietlyどちらかを使って)
そこは静かなホテルだった。
It was a quiet hotel.
静かな「ホテル=名詞」= quiet(形容詞) hotel (名詞)
4. (quiet/quietlyどちらかを使って)
静かにしてください。
Please be quiet.
Be + 形容詞、の形です。
5. (beautiful/beautifullyどちらかを使って)
5-a それは美しい歌だった。
It was a beautiful song.
美しい「歌=名詞」= beautiful (形容詞) song (歌)
5-b 彼はその歌を美しく歌った。
He sang the song beautifully.
美しく「歌った=動詞」 sung beautifully
6. (happy/happilyどちらかを使って)
6-a. (物語の終わりに)めでたし、めでたし(=彼らはそれから幸せに暮らしました)
They lived happily ever after.
幸せに「暮らした=動詞)= lived happily
6-b. 私は自分の人生に満足だ(=幸せだ)。(~with my life 自分の人生に)
I’m happy with my life.
be動詞 + 形容詞、の形です。
7.彼女は人懐っこい人だ。
She is friendly.
be動詞+形容詞、の形ですね。
-lyで終わっていますが、friendly「人懐っこい」という形容詞です。
まとめ
最後にもう一度「形容詞と副詞」の違いとその使い方(どこに入れ込むかなど)をまとめておきます。
形容詞についてもうちょっと知りたい(形容詞を入れる場所や形容詞の種類など)という方はこちらの記事もおすすめです。→形容詞を入れる位置ってどこ?(ってか形容詞って何?)